変電設備とは|エネフィット

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電気のお役立ちブログ

2024.03.27

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変電設備とは

1.受変電設備の役割とは?

発電所から変電所を通して送られてくる高圧の電気を受け入れて、最終的に使用できる電圧に変換するための設備一式を「受変電設備」と呼びます。
大量の電気を使うマンションやビル、工場(=需要家※)では欠かすことのできない受変電設備は、一言で表すと「施設内の小さな変電所」と言えるでしょう。

もし、需要家が使用する大量の電気を100Vや200Vといった低電圧で受け取ろうとすると、電線の発熱により大量の電気が無駄になってしまい、電線のケーブルも非常に太くする必要があるため、経済的にも施工的にも現実的ではありません。
そのため、電力需要が50kWを超えることが見込まれる施設では、電力会社から高圧(6,600V)での受電が求められます。そこで受変電設備を設置して、高圧のまま電気を受け取ることになっているのです。

高圧な電力を受電して使用する需要家は、図のような受変電設備を構内に設置し、受変電設備内の変圧器で使用できる電圧に変換して電気を使用します。

 

※需要家とは、主に電気やガスなどのエネルギー供給を受けて使用している会社、施設、個人を指す。電気においては500kW以上の供給を受けている需要家を”高圧大口需要家” 、50kW以上500kW未満を”高圧小口需要家”、50kW未満を”低圧需要家”と呼ぶ。一般家庭消費者は低圧需要家にあたる。