蛍光灯とLEDの違いと寿命について|エネフィット

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2021.11.22

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蛍光灯とLEDの違いと寿命について

ここ数年LEDがかなり普及してきており、多くの公共施設ではほぼLEDが導入されております。

しかし、みなさんのご自宅等ではまだまだ蛍光灯は使われております。

 

蛍光灯は白熱電球の約1/4の消費電力で同等の照度が得られ、寿命は白熱電球の6~10倍であり、非常に優れた商品ですが、頻繁に点灯・消灯を繰り返すと著しく寿命が短くなるので、注意が必要です。

こまめに消灯をする事で消費電力を削減できる事は間違いないなのですが、頻繁に点灯・消灯を繰り返すとイニシャルコストが大きくなってしまいます。

 

蛍光灯は1回点滅するたびに寿命が30分~1時間短くなると言われております。

オフィスのトイレ等、頻繁にON / OFF をする箇所に蛍光灯を使用すると、どんどんランプの寿命が短くなってしまします。

仮に1日に20回 ON / OFF を繰り返すと、場合によっては20時間、1年間で7,300時間も寿命を短くしてしまいます。

 

蛍光灯はオフィスの事務所などの長時間点灯させ続けなければいけない場所には適していますが、そうでない場所には不向きです。

 

 

次にLED関してですが、LED電球は白熱電球のように球切れはしません。

白熱電球は、フィラメントに電気が流れると電気抵抗が起こり、それによってフィラメントの温度が2000度近くまで上がって発光する仕組みです。フィラメントにはタングステンが使われており、これが熱で劣化する為、白熱電球は突然切れるのです。

LEDは透明な樹脂に覆われており、中には半導体が入っています。二種類の半導体をくっつけたダイオードに電気を流すと、プラスとマイナスの電気がぶつかって発光するという仕組みです。LEDにはフィラメントがありませんから原理的には球切れしません。

(LEDは突然切れる事はなく、照度が少しずつ落ちていきます。)

 

最後に寿命に関してですが、

・白熱電球 1,000時間~2,000時間

・蛍光灯  6,000時間~12,000時間

・LED   40,000時間から50,000時間

となり、圧倒的にLEDが長寿命になります。

 

使用する場所の状況をよく考えて、ランプを選択するようにしましょう。