照明のLED化と温暖化対策|エネフィット

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2021.11.10

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照明のLED化と温暖化対策

2016年、政府は2030年には、家庭、オフィス、工事など、すべての照明のLED化を図るなど、LED照明を温暖化対策の重要な施策として位置づける方針を打ち出しています。
LED照明がどのくらい省エネ、温暖化対策に効果があるのかまとめてみました。

LEDとは発光ダイオード(Light Emitting Diodes)の略で、電気を流すと発光する半導体の一種。
少ない電流で光を発する、省エネの電子デバイス=CO2排出削減に効果があります。

LEDを使用で白熱電球に比べ20~30倍寿命が延び、電力量は基本的に5分の1。
例えば、LEDを約300万個使うことにより、70~80万トンのCO2を削減出来ると言われています。

LED照明は、器具と光源が一体化した「LED照明器具」と、白熱電球や蛍光灯部分をLEDに置き換えた、「LEDランプ」に分類されます。
これらは省エネ性と環境性が重視され、器具は公共施設の屋内外での採用や、ランプは2003年開発から2011年3月の東日本大震災の政府の節電要請をうけて、急速に伸長しています。

照明器具の消費電力は家庭全体の15パーセント程度を占めています。

LEDは蛍光ランプの2倍の発光効率が実現できると言われ、そうなると消費電力が今までより半分以下となり、大幅な省エネの向上が可能です。またLEDは空調の節電にもつながります。

白熱電球と、電球型蛍光ランプ、LED電球のコストの比較は(下写真5)を基準として試算すると、白熱電球とLED電球では約5ヶ月間(820時間)の使用でLED電球のコストが逆転します。

LED電球は家庭であれば10年使用出来、きわめて長寿命なことが利点です。

日本では2009年以降LED電球の市場から拡大し、LED照明器具の市場へも拡大。オフィス、商業施設、マンションを中心に既存照明 からLEDへの切り替えが進み、現在は家庭へも広がっています。
また海外大手メーカーの参入もあり、市場価格も1/3と入手しやすくなっています。

LED化は身近な省エネで電気料金の削減ができて、かつCO2削減し、温暖化対策にも貢献できるんですね。