電球の100Vと110Vの違いとは?|エネフィット

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2022.02.21

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電球の100Vと110Vの違いとは?

家電量販店で販売されている電球やカタログ等を見ていると、100Vと110Vのタイプがあります。これって何が違うのか疑問に思われた事はないでしょうか?

 

これは、定格入力電圧の違いになります。

 

例えば白熱電球の場合、電圧が5%上がると明るさは約1.2倍、消費電力は1.08倍となり、寿命は約半分になります。

電圧が5%下がると明るさは約85%、消費電力は0.92倍となり寿命は約1.6倍になると言われています。

 

一般的に家庭用に送電されている電気は送電される電圧に幅があります。その幅は電力会社によって若干の誤差はありますが、101V±6Vとなっていますので、送電電圧は95~107Vとなります。

 

100V用の電球を107Vの電圧で使用すると、100Vで使用するよりも明るくなりますが、電圧が高い為、短寿命になります。電圧が高くなるとフィラメントや発光管の温度が高くなりますので、振動を受けると切れやすくなります。

特に工事現場などの電圧の不安定な場所や、振動がある場所では一般的に110Vを使用します。

 

使用場所にあった電球を選ぶようにしましょう。