電気料金の単価って地域によって違うって本当?|エネフィット
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2020.11.16
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電気料金の単価って地域によって違うって本当?
本当です!電気料金は地域の電力会社(東京電力、関西電力、九州電力など)
によっても違いますし、新電力会社であってもエリアで料金単価が違う事が多くあります。
ちなみに一番高いエリアは北海道で平均26円/kWh(低圧)、一番安いエリアは北陸電力で平均19.9円/kWhのようです。
一般的に月400kWh使用されている家庭ですとエリアが違うだけで年間約30,000円の違いがでてしまいます。
では同じ品質の電気なのに単価が違う理由とは一体なぜなのでしょうか?
理由① 電源構成の違い
→料金差の最大の原因は電源構成の違いです。
日本の発電設備で多くは火力発電ですが、一口に火力発電といってもコストが安い石炭火力発電、コストが高い石油火力発電と様々な発電方法があります。
この構成比率が、地域の電気料金に大きくかかわってきます。
理由② 原発の保有状況
→原子力発電への依存度が高かったエリアは、電気料金が高い傾向にあるようです。理由は原発の発電コストが安価であったが、それが停止しているからですね。また停止している設備を維持する事や、安全対策などに多額の費用がかかるという点も大きな要因です。
その他にも電気を送電するための設備の状況や、送電ロスなども関係してくるようです。
実は私自身、最近関東から九州への引っ越しをしました。はじめは電気の使い方を変えていないのに、あれ?電気料金が少し安くなったんじゃないかな?という感覚がうっすらとあったのを覚えています。
※九州電力も実は北陸に次ぐ、単価が安い電力会社なんです。
その時は今の電気に関わるお仕事をしていたわけではなく専業主婦をしていたので、やった!という喜びだけで終わっていました。
しかし、現在、電気料金のコンサルティングの会社で働くことになり、いろいろと調べてみると上に書いていたような理由があると知り、やっぱり自分の思った通り安くなっていたんだと納得がいきました。
私のなかでエリアによって電気料金が違うという事も衝撃でしたが、今、電力について勉強していっているなかで電力の自由化って本当におもしろいし、奥が深いなと感じています。
以前は地域の電力会社に頼るしかありませんでしたが、現在は電力の自由化によりいろいろな電力会社が選べるようになりましたよね。
2020年11月現在、全国で600社以上の新電力会社があるそうです。
それぞれの会社が多種多様なプランを展開しているので、本当にいろいろな電力プランがありますよ。なかには一日のうち特定の二時間は使い放題(無料)といったおもしろいプランを展開している会社もあります。
もし皆様がご興味をもたれましたら、ぜひ一度自分の電気の使い方にぴったりの電力会社はどこなのかな?と調べてみてください。
単価を見比べるだけでも結構おもしろいと思いますよ。