電線管の種類と用途に関して|エネフィット

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電気のお役立ちブログ

2021.09.27

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電線管の種類と用途に関して

電線管とは電線を保護するために使う管で、金属製や合成樹脂製があり、使用場所により使い分けされています。

今回は代表的な電線管を簡単に紹介します。

 

 

  • VE管

VE管とは塩化ビニル製の直管電線管です。熱や直射日光に弱いため屋内や地中埋設などの使用が原則です。

 

  • PF管

PF管とは合成樹脂可とう電線管で自由に曲げる事ができ、施工性が非常に良い電線管です。合成樹脂なので耐久性や耐食性にも優れており屋外で使用する事ができます。 またPF管は自消性があるため露出場所や隠ぺい場所でも使う事ができます。

 

  • CD管

CD管とは合成樹脂可とう電線管のひとつです。 PF管と違い自消性がないため電線管として使用する場合はコンクリートに打設するかCD管そのものを金属ダクトや金属電線管に納めなければなりません。直射日光に対する耐候性はほとんどないため屋外露出の使用は不可です。

 

  • FEP管

FEPとは波付硬質合成樹脂電線管で土中埋設電線管路として広く使用されており、内径30mmから100mmを超える大口径の管路まで構築することができます。電線管表面が波付になっており荷重によるたわみが小さく通線しやすいのが特徴です。

 

  • G管(厚鋼電線管)

電線管の内外面に溶融亜鉛めっきを施した肉厚な金属電線管です。

 屋外で使用でき高い耐候性と衝撃に耐える機械的強度を持っています。

 

  • C管(薄鋼電線管)

肉薄な金属電線管で、屋内に使用する電線管です。

 樹脂製の電線管より耐久性、衝撃性が強いですが耐候性が低いため屋外での使用には向いていません。

 

  • E管(ねじなし電線管)

薄鋼電線管よりも肉厚が薄く、ねじ切りをしない事を前提としているため占積率に余裕があり薄鋼電線管より若干、電線を多く入線する事ができます。薄鋼電線管同様、屋内の使用が原則です。

 

 

以上のような電線管を使用場所に応じて選択することが重要になります。