マンションのIH設置工事における問題点|エネフィット

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2022.03.10

電気のお役立ち情報

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マンションのIH設置工事における問題点

オール電化の普及に伴い現在のガスコンロをIHクッキングヒーターに替えようかと考える人も多いのではないでしょうか?

設置工事において戸建て住宅は特に問題ありませんが、マンションのような共同住宅ではひとつ大きな問題があります。

それはお部屋の契約容量を勝手に上げて良いものかどうかという事です。

 

結論を申し上げますが多くの場合マンションでは勝手に契約容量をアップさせてはいけません!!

 

マンションなどの集合住宅では、建物全体の電力供給量に限りがあります。各戸での電力割り当てが決まっていて、電気のアンペア数を変更できない場合もあります。

もし超えてしまうとブレーカー遮断による各戸停電及び、火災の危険性がある為です。

 

もし導入を検討される際は、事前にお部屋の電気容量を上げても問題がないかマンションの管理組合もしくは管理会社に相談する事をお勧め致します。

 

 

【ご参考までに】

もしマンションで契約容量の上限に関する規定がない場合は許容電力量を計算する必要があります。

計算には下記のようなマンションの電気配線図面が必要になり、かつ専門知識を有する人に試算をお願いする必要があります。

計算に必要な項目

〇幹線ブレーカーの容量
〇幹線ケーブルの大きさ
〇各戸配線のケーブルの大きさ

上記の項目を使用しながら需要率といわれるものを乗算し、算出していく流れとなります。

 

IHクッキングヒーターはお手入れもしやすく、火もでませんので安全で魅力的ですよね。

もし導入をご検討されている場合は容量上限をしっかり確認した上で工事を行いましょう。

皆様の快適なマンションライフを心よりお祈りしております。