● 電気は限りある資源
私たちの使う電気は主に天然ガスや石炭、石油から作られています。まずは電気も限りある資源であることを認識してほしいと思います。供給減少や資源の奪い合いによって電気代が高騰していますが、捉え方によっては、有限な資源を上手に使って、地球温暖化の原因である温室効果ガスの排出を減らせるチャンスだと言えます。
電気代の高騰による家計のひっ迫は厳しい問題ですが、節約にも地球に優しい行動にもつながるとの視点を持つと、少しポジティブに取り組めるかもしれません。
● この時期、消費電力の高い家電
夏に電気使用量が多い電化製品は、1位がエアコン、2位が冷蔵庫、3位が照明です。この三つで家庭の電気使用量の5割強を占めるといわれています。消費電力が多い家電を工夫して使うことで効率的に節電ができます。
エアコンは風量は自動運転にし、室外機周りはスッキリにして30分から1時間の外出ならつけっぱなしにします。
冷蔵庫はドアの開閉回数を減らし冷蔵庫内は隙間を作り冷凍庫は隙間を詰めます。
照明は電気の消し忘れに注意して1つの部屋に集まりLED電球に交換することで節電できます。
他にも気軽にできるものとしては、炊飯器や電気ポットの保温機能を使わないことです。ご飯を炊いて余ったら、冷凍して使う時に解凍する。お湯は、ポットを満水にせず使う分だけ沸かす。この方が安く済みます。温水便座の電源をオフにしたり、テレビによってはエコモードにしたりすることも簡単にできます。
無理なく楽しく取り組んでみてはいかがでしょうか。