避雷針の重要性について|エネフィット

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2021.12.02

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避雷針の重要性について

以前、スカイツリーに雷が落ちている映像を見た事があります。

皆様ご存じでしたでしょうか?実はスカイツリーには年間約10回程落雷が発生しているのです。

 

でも少し気になりませんか?雷が落ちて中の人や建物は大丈夫なのだろうか・・・?

 

大丈夫なのです!実はスカイツリーの634メートル部分は避雷針になっています。

あえて雷を避雷針で受けて地中に電気を流す事で中の人や建物には影響がでないようになっているんですね。

逆に雷がよく落ちるので雷の観測や研究に役立てられているそうです。

 

【マンションにおける避雷針設備】

ここでマンションの話に移ります。

避雷針はなかなか着目される事はありませんが、”高さ20メートル以上の建築物には有効に避雷針を設けなければならない”と

建築基準法で定められています。皆様のお住いのマンションでも7階以上の建物であれば基本的に避雷針がついているという事になります。

屋上に突起の棒が見えたらそれが避雷針です。

 

【避雷針の点検について】

万一、避雷針に不具合があり、(断線や、電線の湾曲など・・・)雷が落ちてしまった場合マンションの設備が一気に壊れてしまう恐れが

あります。また、誘導雷によってご家庭に雷の電気が侵入し、電化製品が壊れてしまう可能性だってあるのです。

避雷針の点検は法定点検ではございませんが、各種避雷設備はJIS42014.1に基づき検査することが決まっています。

避雷設備は年1回以上検査を行わなければならないとも示されています。

点検内容は外観点検と接地抵抗測定が必要になります。

 

【まとめ】

避雷針は法定点検ではありませんので報告の義務などが設けられておりません。

ですのでどうしても点検はまだ先でいいと後回しされてしまいがちです。

ただし5年、10年とずっと点検していないマンションは要注意です。

最近では地球温暖化が問題になってきていますが、平均気温が1度上昇すると

落雷の発生は約12%増加するようですので今後雷が増えていく事は必然と言えます。

皆様がお住いのマンションは大丈夫でしょうか?

しっかりと点検していきましょう。